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Debian メンテナ入門
第 10 章 - 相談するには


公共の場で質問する前に、まずはマニュアルを読みましょう。 ここでいうマニュアルには、例えば /usr/share/doc/dpkg/usr/share/doc/debian/usr/share/doc/package/* といったディレクトリに含まれる文書や、この文書で言及されたプログラムに 関する man/info ページなどが含まれます。

もしパッケージ化の作業について疑問があり、文書を読んでも その答を見つけられない時には、Debian Mentors メーリングリスト debian-mentors@lists.debian.org で相談してみましょう。そこには喜んであなたを援助してくれる 経験豊富な Debian 開発者が待っています。ただし、質問する前に あらかじめ関連する文書を (すくなくとも上に挙げたものくらいは) きちんと読んでおきましょう!

Debian Mentors メーリングリストについて、詳しくは http://lists.debian.org/debian-mentors/ を御覧ください。

もしあなたがバグレポート (そう、ホンモノのバグレポートです!) を受け取ったら、それはあなたが Debian バグ追跡システム をじっくり調べて、そこにある文書を読み、バグレポートに効率よく 対処する方法を知る時が来たということです。その時がきたら、 開発者レファレンスの「Handling Bugs (バグの扱い)」という節、 /usr/share/doc/developers-reference/developers-reference.html/ch-bug-handling.en.html を調べることを、強くお勧めしておきます。

それでもまだ質問があるのなら、Debian Developers メーリングリスト debian-devel@lists.debian.org で尋ねてみるとよいでしょう。 このメーリングリストへの参加方法など、詳しくは http://lists.debian.org/debian-devel/ を御覧ください。

((訳注: 日本では、Debian JP Project が主催する Debian JP 開発者 メーリングリスト debian-devel@debian.or.jpに参加して質問して みても良いでしょう。 詳しくは Debian JP メーリングリスト を参照してください。))

万事うまく行ったとしても、神様にお祈りを忘れずに。 なんでかって?考えても見てください、ほんの数時間の内に (あるいは 数日かかるかも知れませんが) 世界中のユーザがあなたのパッケージを 使うようになるのです。 そしてもしあなたがとんでもないヘマをしでかしていたら、きっと数知れぬ 怒れる Debian ユーザからメール爆撃を食らうはめになるでしょう… まあ冗談ですけど :-)

楽に構えて、バグ報告に対応する準備をしましょう。 それに、Debian ポリシーに完全に沿うようにするまでには まだまだやるべきことがいっぱい残っています。 (もう一度言いますが、ちゃんとした文書 を読んで勉強しましょう)。 好運を祈ります!


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Debian メンテナ入門

version 1.2, 6 April 2002.

Josip Rodin joy-mg@debian.org
翻訳: 八田真行 mhatta@debian.or.jp
日本語訳更新 (v1.2): 佐野武俊 sano@debian.org