Athlon Powersaving HOWTO | ||
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Athlon/Duron には二つの既知のバグがあります。これは、AMD Athlon Processor Revision Guide の #11 と #14 の問題です。Athlon XP の方がこのバグが発生する頻度が歴然と低いようなので、私のように Athlon XP を持っている人はついている、ということになります [1]。
以下の問題が発生する可能性があります (上記のバグによって)
音楽再生時に再生がとぎれる。
ビデオ再生時に再生がとぎれる。
Ultra-DMA ハードディスクの転送速度が劣化する。
システムがハングする
BIOS アップデートが役に立つ場合があります (バグ #11 の BIOS から可能な回避策を含むものとしてそのリリースが提供されている場合)。 但し、私の知る限りこの回避策を BIOS で提供しているのは数えるほどのマザーボードに限られます。
Asus A7V133-C では、BIOS オプション PCI master read caching を有効にすれば関連の問題はほとんど解消されます。BIOS 画面を見て当該機能の有無を確認してください。
また、一部のボードでは、BIOS オプション Delayed Transaction が問題の一部を解決します。このオプションも試してみると良いでしょう。
注意: KT133A を使ったボードでは、このオプションを有効にすると有名な VIA のサウスブリッジのバグが有効化されます。
Asus A7V に関する Newsnet のポストから
delayed transaction なし - サウンドと TV の再生がとぎれる
delayed transaction あり - サウンド再生はとぎれない。 TV の再生はわずかにとぎれる
delayed transaction と master read caching あり - TV の再生はほとんどとぎれず、サウンド再生は全くとぎれない。
他にも問題の原因は考えられます。
電源がプロセッサ/マザーボードの消費電力の変動に耐えられるほど強力ではない。
一部のマザーボードのオンボードレギュレータに、上の電源と同じ問題がある。
持っているマザーボードが K7S5A (Elitegroup) である (私の知る限り、このボードはパワーセーブ機能を有効にすると本当に挙動不審になります)
パワーセーブ機能を有効にして細かい問題が起きるが、パワーセーブは使うようにしたい場合、通常はパワーセーブを有効にしておいて、音楽の再生時や TV を見る際にオフにするのが良いでしょう。
他の言語への翻訳が既に存在しています。現時点では、そのほとんどが本文書の XML 化前の版の翻訳です。
Carlos Mayo さんによる スペイン語版
Mathieu Pillard さんによる フランス語版
Maurizio Fantino さんによる イタリア語版
Fabian Mohren さんによる ドイツ語版 (一部分のみ)
[1] | 訳注: Model 4 (Athlon Thunderbird) の問題 #11,#14 は Model 6 (Athlon XP) ではドキュメント上修正されているように見える。何かまだあるのかな。 |