4.5. ハードディスク起動ファイルの準備

このインストーラは、 ハードディスクパーティションに配置したファイルから起動できます。 別の OS から起動することもできますし、 BIOS から直接ブートローダを起動することもできます。

この方法を使えば、完全な「ピュアネットワーク」インストールを行うことができます。 これは、CDメディアを探して焼いたり、 たくさんの 項5.3.1. 「Floppy Disk Reliability」 信頼できないフロッピーディスクを相手に苦闘したり、 といったリムーバブルメディアのすべての激論を避けることができます。

インストーラは NTFS ファイルシステムからは起動できません。

4.5.1. LILOGRUBを使用したハードディスクからのインストーラの起動

本節では、LILOGRUB のどちらかを使用して、linux を追加したり、 既存の linux を交換する方法について説明します。

起動時に、カーネルだけでなくディスクイメージをメモリに読み込むのを、 どちらのブートローダでもサポートしています。 この RAM ディスクは カーネルが root ファイルシステムとして使うことができます。 項4.2.2. 「正しいインストールセットの選択」 にある、もっともあなた好みのフレーバーを選んでください。 それで (ほとんど) 終わりです。

以下の 2, 3 のファイルを、 Debian アーカイブからあなたのハードディスクの適当な場所 (例 /boot/newinstall/) にコピーしてください。

  • vmlinuz (カーネルバイナリ)

  • initrd.gz (ram ディスクイメージ)

  • drivers.tgz (追加カーネルモジュール)

(後でやるより簡単です)、 すべてを再帰的に展開してください。 物理パーティション (例: /dev/hda4) は、 drivers.tgz から抽出した .o ドライバだということを覚えていてください。

さらに、vmlinuzdrivers.tgz を、 カスタムカーネルや、あなたがインストールに必要な吟味して選んだドライバ (例えば新しくてサポートされていないネットワークインターフェイス用モジュール) を置き換えることができます。 あなたのカスタムカーネルは (少なくとも) RAMDISKinitrd 機能が 内蔵 されていなければならないことを忘れないでください。 インストーラを起動したり実行するのに、 他の内蔵カーネルに必須な機能のリストに関しては、 ??? の冒頭を参照してください。 機能リストの後のフロッピーに関連する項目は、あなたと無関係です。

最後に、ブートローダを設定するため、 項5.1.3. 「Booting from linux using LILO or GRUB」 に進んでください。