PRIME for Emacs は 日本語予測入力システム PRIME の Emacs 用クライアントです. PRIME for Emacs のソースコードは, POBox for Emacs を元に 作成していますので, おおまかな使用方法はほぼ同じです.
バージョン 1.3.0 から leim に対応したため, PRIME モードの ON/OFF の方法が 変更になりました. leim とは PRIME や Anthy のようなインプットメソッドを一元的に管理する システムのことです. PRIME をデフォルトのインプットメソッドに設定するためには
(setq default-input-method "japanese-prime")
を .emacs などに追加してください. 詳しい ON/OFF の内容やカスタマイズ方法は PRIME モードの開始・終了, カスタマイズ方法 を参照してください.
prime-el では Debian(Linux), RPM(Linux), PINEAPPLE(MacOS), Fink(MacOS), FreeBSD, KNOPPIX(1CD Linux) 用のパッケージが用意されています.
Debian の正式パッケージとして登録されています. 岩井 英隆さんに メンテナンスしていただいています.
また, make deb で私家版パッケージも作成可能です.
RPM パッケージは http://www.digital-genes.com/~yatsu/prime/から入手できます. Masaki Yatsu さんに メンテナンスしていただいています.
また, make rpm で私家版パッケージも作成可能です.
Gentoo用ebuildがPortageに登録されています. Gentoo用パッケージは 小町守さんに メンテナンスしていただいています.
FreeBSD 用の ports および packages を http://prime.sourceforge.jp/freebsd/から入手できます. FreeBSD 用パッケージは 尾辻 元さんに 作成していただきました.
Fink 用のパッケージを http://www.digital-genes.com/~yatsu/fink/から入手できます. Fink 用パッケージは Masaki Yatsu さんに作成していただきました.
PINEAPPLE 用のパッケージが PINEAPPLE の CVS から取得可能です. パッケージ名は prime です. PINEAPPLE のパッケージは RPM と同じく Masaki Yatsu さんに 作成していただきました.
PRIME for Emacs のインストールには, 以下のソフトウェアがあわせて 必要になります. APEL は最近のディストリビューションであれば, 標準で インストールされていると思います.
http://prime.sourceforge.jp/src/ から prime-el のアーカイブをダウンロードしてください.
SourceForge.jp から, CVS 版のダウンロード が可能です. 以下のように実行してダウンロードしてください. パスワード入力時には, 単純にエンターキーだけを入力してください.
cvs -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.jp:/cvsroot/prime login cvs -z3 -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.jp:/cvsroot/prime co prime-el
configure でファイルパス等の設定を行ったあと, make, make install で インストール可能です. CVS 版では autogen.sh を最初に実行する必要があります.
./autogen.sh (CVS 版のみ必要) ./configure make make install make install-etc (最初のみ必要)
make install-etc を実行すると, prime-el の設定ファイルである Custom_prime-el.el がインストールされます. 既に prime-el がインストールされている状態で make install-etc を実行すると, 設定ファイルが上書きされてしまうので注意してください.
"make uninstall" の実行でアンインストールされます.
configure では以下の設定が行えます.
インストール後, .emacs などに以下の設定を追加してください. Suikyo と MELL の設定は, 既に行われているのであれば必要ありません.
;;; MELL (Emacs Lisp ライブラリ) (require 'init-mell) ;;; Suikyo (ローマ字ひらがな変換ライブラリ) (require 'init-suikyo) ;;; PRIME for Emacs (require 'init-prime)
バージョン 1.3.0 から, leim に対応しました. leim とは PRIME や Anthy のようなインプットメソッドを一元的に管理する システムのことです. PRIME をデフォルトのインプットメソッドに設定するためには
(setq default-input-method "japanese-prime")
を .emacs などに追加してください.
prime-el のカスタマイズは ~/.prime/Custom_prime-el.el または, /usr/local/etc/prime/Custom_prime-el.el (パッケージによっては /etc/prime/Custom_prime-el.el など) に記述してください.
カスタマイズの内容については カスタマイズのページを参照してください.