公共の場で質問する前に、まずはマニュアルを読みましょう。
ここでいうマニュアルには、例えば /usr/share/doc/dpkg
、
/usr/share/doc/debian
、/usr/share/doc/package/*
といったディレクトリに含まれる文書や、この文書で言及されたプログラムに 関する
man/info ページなどが含まれます。
もしパッケージ化の作業について疑問があり、文書を読んでも
その答を見つけられない時には、Debian Mentors メーリングリスト debian-mentors@lists.debian.org
で相談してみましょう。そこには喜んであなたを援助してくれる 経験豊富な Debian
開発者が待っています。ただし、質問する前に あらかじめ関連する文書を
(すくなくとも上に挙げたものくらいは) きちんと読んでおきましょう!
Debian Mentors メーリングリストについて、詳しくは http://lists.debian.org/debian-mentors/
を御覧ください。
もしあなたがバグレポート (そう、ホンモノのバグレポートです!)
を受け取ったら、それはあなたが Debian バグ追跡システム
をじっくり調べて、そこにある文書を読み、バグレポートに効率よく
対処する方法を知る時が来たということです。その時がきたら、
開発者レファレンスの「Handling Bugs (バグの扱い)」という節、
/usr/share/doc/developers-reference/developers-reference.html/ch-bug-handling.en.html
を調べることを、強くお勧めしておきます。
それでもまだ質問があるのなら、Debian Developers メーリングリスト debian-devel@lists.debian.org
で尋ねてみるとよいでしょう。 このメーリングリストへの参加方法など、詳しくは
http://lists.debian.org/debian-devel/
を御覧ください。
((訳注: 日本では、Debian JP Project が主催する Debian JP 開発者
メーリングリスト debian-devel@debian.or.jp
に参加して質問して
みても良いでしょう。 詳しくは Debian JP
メーリングリスト
を参照してください。))
万事うまく行ったとしても、神様にお祈りを忘れずに。 なんでかって?考えても見てください、ほんの数時間の内に (あるいは 数日かかるかも知れませんが) 世界中のユーザがあなたのパッケージを 使うようになるのです。 そしてもしあなたがとんでもないヘマをしでかしていたら、きっと数知れぬ 怒れる Debian ユーザからメール爆撃を食らうはめになるでしょう… まあ冗談ですけど :-)
楽に構えて、バグ報告に対応する準備をしましょう。 それに、Debian ポリシーに完全に沿うようにするまでには まだまだやるべきことがいっぱい残っています。 (もう一度言いますが、ちゃんとした文書 を読んで勉強しましょう)。 好運を祈ります!
Debian メンテナ入門
version 1.2, 6 April 2002.joy-mg@debian.org
mhatta@debian.or.jp
sano@debian.org