このインストーラは、 ハードディスクパーティションに配置したファイルから起動できます。 別の OS から起動することもできますし、 BIOS から直接ブートローダを起動することもできます。
この方法を使えば、完全な「ピュアネットワーク」インストールを行うことができます。 これは、CDメディアを探して焼いたり、 たくさんの 項5.3.1. 「Floppy Disk Reliability」 信頼できないフロッピーディスクを相手に苦闘したり、 といったリムーバブルメディアのすべての激論を避けることができます。
インストーラは NTFS ファイルシステムからは起動できません。
本節では、LILO や GRUB のどちらかを使用して、linux を追加したり、 既存の linux を交換する方法について説明します。
起動時に、カーネルだけでなくディスクイメージをメモリに読み込むのを、 どちらのブートローダでもサポートしています。 この RAM ディスクは カーネルが root ファイルシステムとして使うことができます。 項4.2.2. 「正しいインストールセットの選択」 にある、もっともあなた好みのフレーバーを選んでください。 それで (ほとんど) 終わりです。
以下の 2, 3 のファイルを、 Debian アーカイブからあなたのハードディスクの適当な場所 (例 /boot/newinstall/) にコピーしてください。
vmlinuz (カーネルバイナリ)
initrd.gz (ram ディスクイメージ)
drivers.tgz (追加カーネルモジュール)
今 (後でやるより簡単です)、 すべてを再帰的に展開してください。 物理パーティション (例: /dev/hda4) は、 drivers.tgz から抽出した .o ドライバだということを覚えていてください。
さらに、vmlinuz や drivers.tgz を、 カスタムカーネルや、あなたがインストールに必要な吟味して選んだドライバ (例えば新しくてサポートされていないネットワークインターフェイス用モジュール) を置き換えることができます。 あなたのカスタムカーネルは (少なくとも) RAMDISK と initrd 機能が 内蔵 されていなければならないことを忘れないでください。 インストーラを起動したり実行するのに、 他の内蔵カーネルに必須な機能のリストに関しては、 ??? の冒頭を参照してください。 機能リストの後のフロッピーに関連する項目は、あなたと無関係です。
最後に、ブートローダを設定するため、 項5.1.3. 「Booting from linux using LILO or GRUB」 に進んでください。