現在、Debian GNU/Linux をインストールする最も簡単な方法は、 公式 Debian CD-ROM セットを使うことです (CD ベンダページ をご覧ください)。 高速なネットワーク接続と CD 書き込み装置があれば、 Debian ミラーから CD-ROM イメージをダウンロードしてもかまいません (詳細説明は Debian CD ページ をご覧ください)。 Debian CD セットを持っていて、マシンをこの CD から起動させることが可能なら、 章 5. Booting the Installation System の項目までスキップできます。 多くの人が、それぞれの環境で必要とするであろうファイルを CD に収めるようにするには、たくさんの労力が費やされています。 それでも、バイナリパッケージのフルセットには、CD が数枚必要です。 3 枚以上 CD を使うのが嫌なら、 棚の節約になってCD交換マラソンをしなくてすむ DVD 版を考えてもいいでしょう。
あなたのマシンが CD からの起動をサポートしていなくても、 CD セットを持っているのでしたら、 最初のシステムインストーラの起動に フロッピーディスク、 ハードディスク、 usb スティック、 ネットブート、 カーネルを CD から手動起動といった別の方法が使えます。 これらの別法による起動に必要なファイルも CD にあります。 Debian ネットワークアーカイブと CD のフォルダ構成は同じです。 よって、起動に必要となる何らかのファイルの、 アーカイブ中でのファイルパスが (後述するように) わかっていれば、 CD の同じディレクトリやサブディレクトリからファイルを探せます。
いったんインストーラが起動すれば、 ほかの必要なファイルはすべて CD から取得できます。
CD セットを持っていない場合は、インストーラのシステムファイルを ダウンロードして、 フロッピーディスク、 ハードディスク、 usb スティック、 接続されたコンピュータ のいずれかに保存します。そしてそこからインストーラを起動します。